This is ~. / That is ~. 肯定文

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今回は「これは~です」「あれは~です」と近くにあるものや離れたところにあるものについての表現を見ていきましょう。

まず近くのものからです。
This is an orange.
で「これはオレンジです」と言えます。

単語を確認しましょう。
this
「これ」と近くの物を指すときに使います。
is
1つ(単数)の物が主語の時に「~です」を表すbe動詞です。
an
物が「1つの」、人が「1人の」という意味です。a と同じ意味ですが、直後に母音から始まる単語(orenge など)がくる場合は a ではなく an を使います。声に出してみるとわかりますが、「ア・オレンジ」より「アン・オレンジ」の方が発音しやすいのです。
orange
「オレンジ」という意味です。

This is ~. で「これは~です」と近くにあるものについて表現できます。

「母音の前には a ではなくan をつける」という点をもう少し詳しく見てみましょう。

日本語でいう「母音」とは「あいうえお」のことですね。
英語はもう少し複雑です。例えば apple と umbrella はカタカナにすると「アプル」「アンブレラ」でどちらも「ア」で始まっていますが、a と u の発音記号は違います。
ただし、英語初心者に「発音記号を全て覚えてほしい」と要求してしまうと英語がイヤになるはずですので、カタカナにしたとき「アイウエオ」になるものを「母音」と考えていただいていいです。

ローマ字で「あいうえお」にあたるのは「a i u e o」ですね。英単語のつづりも基本的にこの「a i u e o」から始まっているものは「母音で始まる単語」と思っていいです。
この「母音で始まる単語」というのは a の後に続けるとなかなか発音しにくいです。
a apple「ア・アプル」
a idea「ア・アイディア」
a umbrella「ア・アンブレラ」
a egg「ア・エッグ」
a orange「ア・オレンジ」
どうでしょう?聞き取る方も大変ですよね。

なので
an apple「アン・アプル」
an idea「アン・アイディア」
an umbrella「アン・アンブレラ」
an egg「アン・エッグ」
an orange「アン・オレンジ」
にするわけです。

さきほど、基本的に「a i u e o」から始まっているものは「母音で始まる単語」と思っていいと言いましたが、実は例外もあります。
UFO「ユーエフオウ」や university「ユニヴァーシティ」は発音が「ユ」から始まっていますね。つまり、これは「母音」ではありませんので an UFO ではなく a UFO と a をつけます。このように u で始まる単語については a と an のどちらもありえるということです。

次に離れたところにあるものについての表現を見ていきましょう。
That is your textbook.
で「あれはあなたの教科書です」と言えます。

単語を確認しましょう。
that
「あれ」と近くの物を指すときに使います。
is
1つ(単数)の物が主語の時に「~です」を表すbe動詞です。
your
「あなたの」「あなたたちの」という意味です。単数の「あなたの」か複雑の「あなたたちの」かは、文として適切な方を選んで訳しましょう。
textbook
「教科書」という意味です。「教科書」は schoolbook という言い方もあります。

That is ~. で「あれは~です」と離れたところにあるものについての表現になります。
that is は that's に短縮できます。

This is ~. と That is ~. は物だけでなく人についても表現できます。

そばにいる人を紹介する場合は
This is Mr. Watanabe.「こちらは渡辺さんです」
離れたところにいる人を紹介する場合は
That is Ms. Sasaki.「あちらは佐々木さんです」
というような使い方です。

今、その場にいる人を紹介しているのなら日本語で「これは」「あれは」という訳し方は失礼になるので、「こちらは」「あちらは」と訳しておけばよいでしょう。
ただし、写真を指差して「これは佐々木さんです」といった表現は普通に使いますので、わざわざ「こちらは」という必要はないですよね。

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