今回は自分のことを「私は~ではありません」「僕は~ではありません」と否定する英語と、話し相手について「あなたは~ではありません」「君たちは~ではありません」と否定する英語を見ていきましょう。
まず自分について「私は~ではありません」というときの英文です。
I am not a math teacher. で「私は数学教師ではありません」と言えます。
単語を1つずつ見ていきましょう。
I …「私は」「僕は」という主語になります。
am …主語が I のときに「~です」を表すbe動詞です。
not …「~ではない」という意味を付け加える単語です。not を使った文を「否定文」と呼びます。
a …人が「1人の」、物が「1つの」という意味を表す単語です。日本語で「1人の数学教師」と訳す必要はありませんが、文法上必要な単語です。
math …「算数」「数学」という意味です。正式には mathematics といいますが、math と省略した形の方がよく使われています。
teacher …「先生」という意味です。teach が「~を教える」という意味の動詞で、動詞に er がつくと「…する人」という単語になります。「教える + 人」で「先生」です。
I am not ~. は「私は~ではありません」という表現です。I am ~.「私は~です」を not で否定していることになります。
次に話し相手についての表現です。
You are a not a little child. で「あなたは小さな子どもではありません」という意味です。
単語を1つずつ見ていきましょう。
you …「あなたは」「君は」という主語になります。
are …主語が you のときに「~です」を表すbe動詞です。
not …「~ではない」という意味を付け加えて、否定文を作ります。
a …人が「1人の」、物が「1つの」という意味を表す単語です。
little …「小さい」という意味の形容詞です。大きさが「小さい」という意味と、年齢的に「小さい」という意味の両方がありますが、この例文では「年齢的に小さい = 幼い」という意味で使っています。
child …「子ども」という意味です。
you are not ~. は「あなたは~ではありません」という表現です。you are ~.「あなたは~です」を not で否定しています。
you は「あなたは」と相手が1人でも使えるし、相手が2人以上になっても「あなたたちは」という意味で使える主語です。
You are a not little children. で「あなたたちは小さな子どもではありません」といえます。
2人以上いるので「1人の」を表す a はつけません。さらに1人のときは child だったのが children と変化しています。
girl や boy なら末尾に s をつけて girl → girls , boy → boys とすれば2人以上であることを表現できるのですが、child は特殊な変化をする単語です。ほとんどの単語は s をつけるという規則的な変化をしますが、たまに child → children のように不規則な変化をする単語もあるので、そのつど覚えていく必要があります。
I am not の短縮形は I’m not の1種類ですが、you are not は短縮の仕方が2種類あります。
you と are を短縮して you're not
are と not を短縮して you aren't
どちらも意味は変わりません。私が中学生のときには you aren't のみを習ったのですが、今の教材では you're not の方をよく見かけますね。