今回は数字の英単語の中で、つづりや発音を間違えやすいものを取り上げて見ていきましょう。
まず1~10です。
2 two の発音ですが「ツー」となってしまう人がかなり多いです。「トゥー」と発音するように意識してみてください。「ツー」だと「ティッシュ」を「チッシュ」と言っているのと同じような違和感です。
4 four は「~のために」の for と発音が同じなので、つづりに注意です。u を忘れないでください。
8 eight は英語初心者にはやっかいな「発音しない gh」が入っています。eit ならラクなのですが、今後この余分な gh を含む単語はいろいろ出てきますので、まずは eight を完璧に書けるようにしておきましょう。
次に11~12です。
12 twelve と20 twenty は習ったばかりの頃にはきちんと使い分けることができない人が多いです。「じゅうに」「にじゅう」と日本語でさえ似ているのに、英語まで似ていたら混乱して当然です。でもこのあと30,40,50…と習っていくと、ゼロで終わる「…じゅう」の数字は全部「…ty」で終わっていることに気付きます。これが定着すれば混乱はなくなるので安心してください。
13~19は全て「…teen」で終わります。10代の若者を「ティーン」と呼んだりしますが、ここからきています。実際 teenager という英語もあります。teenager を日本語に訳すときは「10代の人」とすることが多いですが、正確には11歳と12歳は「…teen」で終わらない数字なので含まれません。
「…teen」の前につく文字は14,16,17,19については4 four、6 six、7 seven、9 nineとそのままなので覚えやすいですね。
習いたてのころは 15 fifteen を fiveteen と言ってしまう人は多いです。
18 eighteen は eight + teen で1つ t が省略されていますから発音するときは「エイトティーン」ではなく「エイティーン」です。
次は21,22…とつづく数字です。
20が twenty でしたから、あとはハイフン(-)をつけて1の位のところにあたる数を結べばOKです。
21 twenty-one から 29 twenty-nine まですべてこれで完成です。
30 thirty から 90 ninety はすべて「…ty」で終わっています。「…teen」で終わる13~19と非常に混乱しやすいところです。
13 thirteen「サーティーン」と30 thirty「サーティー」のように発音もとても似ています。さきほどの「10代はティーン」というのをヒントに覚えていってくれたらいいと思います。
リスニングで thirteen と thirty を聞き間違えている人もよくいます。これはアクセントをヒントにしましょう。thirteen は teen の部分、つまり後ろにアクセントがあります。thirty は thir の部分、つまり前にアクセントがあります。自分で発音するときにも注意してください。このアクセントの法則は nineteen と ninety まで同様です。
40 forty はよく見ると 4 four に ty を付けただけではないですね。u が抜けています。こういうところが数字のつづりを書くときにとてもややこしい部分です。14は fourteen ときちんと u もついていますからね。
何十回も見ていたら間違えなくなりますので、これは英語との接触量が増えれば自然と身に付くと思って、毎日の勉強を頑張りましょう。
100は one hundred です。hundred に百という意味があり、100は百が1つなので one hundred です。200なら two hundred 、300なら three hundred となっていきます。
お気づきの人もいると思いますが one のほかにも「1つ」を意味する単語がありましたね。そう、a です。つまり one hundred は a hundred でもよいということです。
さらに、よく英語を勉強している人なら「two hundreds や three hundreds のように2つ以上なら s がつくのではないか」と疑問に思われるでしょう。hundreds と複数形になる形も後々学習することになりますが、200 two hundred や300 three hundred のように hundred の前に具体的な数字がつく場合は s はつけないということになっています。英文法に忠実な人ほど納得がいかないと思いますが、その違和感は英語をまじめに勉強している証なので誇りに思ってください。
次は101、102…と続く数です。
100 + 1 で one hundred one、100 + 2 で one hundred two というふうに増えていきます。453 なら four hundred fifty-three です。
hundred の後に and をつけて one hundred and one、four hundred and fifty-three ということもできます。
さらに桁の大きい数字も見ていきましょう。
1, 000 は one thousand です。thousand は千という意味があるのでので、千が1つで one thousand、千が2つで two thousand です。
では10,000にも万という意味の単語があるのかというと、実はありません。千が10個という考え方になります。つまり ten thousand で 10,000、thirty thousand で30,000、twenty-two thousand なら 22,000です。
金額を表すときなどは、3桁ごとにカンマ(,)が入っているのをご存知だと思いますが、このカンマごとに英単語もあるのです。
1,000 ― one thousand(千)
1,000,000 ― one million(百万)
1,000,000,000 ― one billion(十億)
だから「万」にあたる英単語はないのですね。