関係代名詞のまとめ

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今回は関係代名詞の種類と使い方を整理しておきます。主格・目的格の違い、先行詞が人の場合と物事の場合の違いを見ていきましょう。

まず
Eriko has a cousin who lives in Mexico.
「エリコにはメキシコに住むいとこがいます」
という英文の先行詞は a cousinですね。
そして who は直後に動詞の lives がきていますので、主格の関係代名詞ということになります。
「主格」というのは主語自体が関係代名詞に変わって先行詞にくっつくので、関係代名詞の後にはもう主語はなく、動詞が続くことになります。

また
The people that live in this village are very kind.
「この村に住む人々はとても親切です」
という英文の先行詞は The peopleです。
そして who は直後に動詞の live がありますので、主格の関係代名詞です。

このように「先行詞が人」で「主格」の場合は関係代名詞は who または that になります。

次に
Look at the cat which is sleeping on that car.
「あの車の上で寝ている猫を見て」
という英文の先行詞は the cat動物ですね。
そして which は直後に動詞の is がきていますので、主格の関係代名詞ということになります。

また
The bag that is in on the desk is Rob's.
「机の上にあるかばんはロブのものです」
という英文の先行詞は The bagです。
そして that は直後に動詞の is がありますので、主格の関係代名詞です。

このように「先行詞が動物・物・事」で「主格」の場合は関係代名詞は which または that になります。

次は
Who is the woman that Emi is talking to?
「エミが話している女性は誰ですか」
という英文です。

この文の先行詞は the womanですね。
そして that は直後に主語の Emi がきていますので、目的格の関係代名詞ということになります。
「目的格」というのは目的語が関係代名詞に変わって先行詞にくっつきます。つまり関係代名詞の後には「主語 + 動詞」が続くことになります。目的語だけが消えている(関係代名詞に変化している)ということです。

このように「先行詞が人」で「目的格」の場合は関係代名詞は that になります。
また「目的格」の関係代名詞は省略することもできます。

さらに、中学生で習うものとしては出てきませんが whowhom も使えます。
なぜ大々的に習わないのかというと、もともと目的格としては whom が正しいのに、今では主格のはずの who を目的格の場合でも普通に使っているというような事情があります。
whom を使うと「古い」「硬い」と思う人がいたり、who を使うと「厳密には正しくない」と気分を害する人もいたりするのです。
テストでは指示のない限り that、who、whom のどれを書いても不正解にはできないと思いますが、一番無難なのが that です。

最後は「動物・物・事」が先行詞の場合の「目的格」の関係代名詞です。

まず
I like the bag which my mother made.
「私は母が作ったかばんを気に入っています」
という英文の先行詞は the bagですね。
そして which は直後に主語の my mother がきていますので、目的格の関係代名詞ということになります。

次に
The house that he lives in is quiet.
「彼が住んでいる家は静かです」
という英文の先行詞は The houseです。
そして that は直後に主語の he がありますので、目的格の関係代名詞です。

このように「先行詞が動物・物・事」で「目的格」の場合は関係代名詞は which または that になります。
また「目的格」の関係代名詞は省略することもできます。

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